学科【オンライン】2025.8.29
授業内容
- 作品の制作について
- 作品の立案
本日のツール
- パスのオフセット
習得内容
※改めて得た情報を記載
※授業内資料抜粋
※この日の授業は欠席した為、講師の授業内容は記載しない
- 作品の制作について
ピクトグラム・ロゴ・アクセスマップのポイントの総復習と、「読みやすさ」というポイントに気を付けて、作品を作成してみる。
■名刺の役割
名刺の主な役割は「自己紹介ツール」であり、初対面の相手に自分の名前や連絡先、所属などのプロフィール情報を伝える。ごあいさつと同時に、話のきっかけづくりにも利用される。名刺に載せた名前や連絡先以外の情報から話を広げ、相手と打ち解けるきっかけにもつながる。最近はwebを名刺変わりにする方もいる。
相手からの再アプローチを促すには、顔写真・似顔絵などを使ってイメージに訴えることが重要。例えば、写真に吹き出しをつけてセリフを入れるなどの工夫をこらすと、訴求力をアップできる。
また、企業を象徴する写真やイラストの活用は、会社のPRなどの情報発信にも活用できる。企業のイメージに合わせて活用できるものを用意しておくのもよい。
■作成したロゴを元に名刺制作
主に91×55mmのサイズを使用する。
名刺をデザインをする上で、適切に情報を伝えられるように、「レイアウト」「文字」「配色」を調整する必要がある。名刺を作成するにあたり、ピクトグラムの「特徴を掴む」を前提として、ロゴの「目的の表現」これに加えて、アクセスマップの「私」「あなた」「誰か」の主語を意識したうえで、デザインの基本である「レイアウト」「文字」「配色」を意識して、作成してみる。
■デザインの基本「レイアウト」「文字」「配色」
「レイアウト」→「文字」→「配色」の手順で制作していく。
▢レイアウト
91x55mmの中で、面積比率を意識しながら、見せたい順番(企業名なのか名前なのかなど)を作ってレイアウトを考える。
最初、「フォントは癖の無いもの」「色は黒」にして、イメージに引っ張られない状態でレイアウトする。
▢文字
「文字」選びで「印象を変える」明朝系のフォントとゴシック系のフォントの2つの使い分けだけでも、大きく印象は変わる。
▢配色
「配色で雰囲気を与える」事をプラスしてみる。
特に色は、強い力を持つ為、レイアウトが決まっていない段階では黒の塗で制作する。
赤は攻撃的な印象や強制力をもったり、上手く使えば力強い生命力を表現したりできる。青は冷静な雰囲気や自然や爽やかな印象を持てたりなど、配色を変えるだけで様々な表現に変わる。多くのパターンを試してみる。
■「読みやすさ」について
「可読性(文章が読みやすいか)」「視認性(パッと見た瞬間の認識しやすさ)」「判読性(誤読がないか)」も
考えながら制作する。
文字や文章の「読みやすさ」は、可読性、視認性、判読性という3つの要素から成る。
書体(≒フォント)の種類や文字のサイズを変えたり、行間や字間を調節することで、これらの要素を高めることができる。ただし、どの要素を優先させるかは資料の目的や状況によって変わる。プレゼンのPowerPointsスライドなどでは視認性と判読性を、申請書などのWord文書などでは可読性を重視する。
「ひらがな」「漢字」どちらを選ぶかで読みやすさが変わってくる場合もあるので意識しておく。
苗字と名前の間には半角スペースを入れる。
▢可読性―文章が読みやすいか―
白ベースに黒の文字が一番読みやすい

▢視認性―パッと見た瞬間の認識しやすさ―
メリハリのあるカラーの方が目に入る。

授業内資料抜粋
▢判読性―誤読がないか―
段落がつまっていると読みづらい。
余白が狭いと読みづらい。

授業内資料抜粋
- 作品の立案
■レイアウトデザインのポイントとして(復習)
作成した作品を改めてみた時、「 配置した内容のグループ化 」「縦横の整列」「表現のルール化」「表現の差別化」「余白」を改めて見てみる。
見やすいレイアウト、わかりやすいレイアウトを作るときの重要なポイントは、ただ闇雲に文字や絵を配置するのではなく、発表者の頭の中にある「ロジック」や「事柄と事柄の関係性」に即して文字や絵を配置すること。関係性の強いもの同士は、近くに配置したり、同じ色を使ったり、線で結んだり、大切な事項を目立つ色にしたり、目立つ場所においたり、という簡単なことである。「理論やストーリーをレイアウトする」ことが大切であるということを忘れないようにする。
■名刺制作で使用するIllustratorの基本操作
▢パスのオフセット
参考サイト
▢配置
Illustratorの画像配置 リンク画像と埋め込み画像の違いと正しい使い方. Illustratorに画像を配置する場合、「リンク配置」と「埋め込み」配置の、二つの方法がある。
参考サイト
- 画像(埋め込み画像とリンク画像)の配置方法
- 配置画像(リンク画像)設定:Illustrator
- ベテランほど知らずに損してるIllustratorの新常識(7)埋め込み?リンク?ビットマップ画像の配置と、配置した画像の二次利用
▢Adobe Fonts (Typekit )
Adobe Creative Cloudユーザーが利用できるサービスの一つ。
Webフォントとしてはもちろん、PC上のデスクトップフォントとしても使用可能。
(Photoshopやllustratorはもちろん、Microsoft OfficeなどAdobe以外のソフトにも対応。)
参考サイト