学科【オンライン】2025.8.26
授業内容
- 作品の制作について
- 作品の立案
本日のツール
- アピアランスパネル
- 線パネル
- スタイライズ
- クリッピングマスク
- アピアランスの分割
習得内容
※改めて得た情報のみ記載
※授業内資料抜粋
- 作品の制作について
■アクセスマップ とは?
一般的な地図とは違い、アクセスマップは「ある特定の目的地へのアクセス」に特化した地図。 曲がり角や交差点など、ポイントとなるところを大きく目立たせたり、逆に必要でない情報はバッサリ削ってしまうなど、「見せたいもの」「いらないもの」の見極めが重要。
デザイン性も勿論ですが、更新等の運用の事もイメージして作成する。例えば、ランドマーの変更や交通機関の変更など、効率の良いデータの運用が必要になってくる。
■レイアウトの5つの法則
秩序のないレイアウトは、受け手を混乱させるだけでなく、作品の印象、さらには発信者の印象をも悪くする。
作品を制作するには、文字や文章、図形や写真などの要素を整理し、レイアウトしなければならない。
▢レイアウトの目的は情報の明確化
情報の整理とは、情報の構造や情報同士の関係を明確にすること。盛り込みたい要素(情報)について、各要素の従属関係(親子にあたる関係)・並列関係(対等な関係)、さらには情報の優先度や因果関係なども明確にすることで、情報が「伝わりやすく」なる。これがレイアウトの目的。
情報の構造を明確にするには、「余白をとる」「揃える」「グループ化する」「強弱をつける」「繰り返す」という法則を守る必要があります。
まず全体の圧迫感をなくすために、紙面に「余白」をとります。また従属関係・並列関係を明確化するために、各要素を「揃え、グループ化し、強弱をつける」。強弱をつけることで、優先度も明示させることができる。そして、一定のルールの下で、広告全体を通じて5つの法則を守り続け「繰り返す」ことで、従属関係・並列関係がより明確になる。
一見手間のかかる作業に思えるかもしれませんが、ルールを一度覚えれば、時間の短縮につながる。
1.余 白 Margin … 余白をとる
2.近 接 Proximity … グループ化する
3.整 列 Alignment … 揃える
4.反 復 Repetition … 繰り返す
5.コントラスト(対比) Contrast … 強弱をつける
■アクセスマップ制作で使えるIllustrator基本操作
▢アピアランスパネル
Illustrator で効果、アピアランスパネルおよびグラフィックスタイルパネルを使用すると、オブジェクト、グループまたは、レイヤーのアピアランスを変えることができます。また、1 つのオブジェクトを複数の必須部分に分割して、オブジェクト要素を個別に修正することもできます。
▢線パネル
▲線路の作り方
線のオブジェクトを一つ作る→アピアランスパネルを開く→線のレイヤーを選ぶ→赤い▢のアイコン
(一番下の一番左)を押すと同じオブジェクトが同じ場所にコピーされる。

一番上にある線の線幅狭くして、塗を白にする。

線パネルの破線の線分に数値を入れると線路の柄になる。

▢スタイライズ
オブジェクトに「スタイライズ」効果で影やぼかしをつける 「スタイライズ」効果で、選択したオブジェクトに影や角を丸くする、などができる。
▢クリッピングマスク
クリッピングマスクは、その形状によってほかのアートワークをマスクすることができる。クリッピングマスクの内側にあるエリアのみが見えるように、アートワークをマスクの形状にクリップする。クリッピングマスクとマスクされたオブジェクトは、クリッピングセットと呼ばれる。
メニューバーのオブジェクトを選びクリッピングマスクから作成を選択する。
マスクは最前面にあるオブジェクトの形状になる。
▢アピアランスの分割
1つのオブジェクトには塗り、線、効果、不透明度の4つのアピアランス属性がある。例えば”1つのオブジェクトに4つのアピアランス属性”を、”1つのアピアランス属性で1つのオブジェクト”にしてくれるのがアピアランスを分割する機能
- 作品の立案
■架空の文房具店のアクセスマップ
①目的地に対して
交通機関、車からの案内図
②何処から
交通機関・・・・小岩駅、松本小学校バス停留所
車・・・・一之江インター
③どこを通って
交通機関・・・・フラワーロード、14号線、鹿本通り
車・・・・環状7号線
④どのくらいの距離を
小岩駅からバスで10分
車・・・・一之江インターから10分
⑤どのように
交通機関・・・・ 総武線(各停)小岩駅南口から小76系のバスで松本小学校下車右徒歩すぐ
車・・・・一之江インターから環状7号線で鹿骨新橋を渡り鹿骨五丁目交差点を左折して50m先
